久しぶりに暖かく、暑いくらいの日になりました。
今日はやっと雨がやんで、気温も上がってきたので、
満を持して『おふとんのお手入れハガキ』を自転車で200件ほど配ってきました。
本当は5月頃にお渡ししたかったのですが、いかんせん雨続きだったので、
既に6月に入った今日になってしまいました。
午前中から回っていたら、お店から電話が・・・
『オーダー枕のお客様がご来店される電話が入ったので、お店に戻ってきて欲しい』と・・・
あと少しで全部まわれそうでしたが、仕方ありません、途中で切り上げて、お店に戻りました。
そしたらその方から、立て続けに3人の方にオーダー枕を作らせていただきました。
すずきやでは私がお客様の接客では中心でさせていただいておりますので、
あ~、戻って良かったです。
そのお客様の中で、「頚椎症」と診断されて、枕を作りに来店された方がみえました。
頚椎の椎間板がつぶれて、横向きになるとシビレがひどく、
仰向けでもシビレてくるそうで、テンピュール枕を使っていたそうですが、
凹んだら戻って来なくて、冬には固くなってしまって、首が痛くなったそうです。
それでテンピュールをやめて、枕を無しにしたり、バスタオルにしていたそうです。
テンピュールは独特の弾力で、低反発としてはいい素材ですが、
短所も多く、頚椎に障害がある方や悩みの多い方には合わないケースも目立ちます。
男性が横向きに寝る場合など、低反発では高さが取れず、寝づらいなど・・・
かといって、枕無しやバスタオルではむしろ頭が落ち込んでしまって、
頚椎のカーブも保てず、頭が支えられないので良くないことも伝えました。
低くてもいいので、少し頭を支える高さで、しかも首には当たっても痛くない素材でお作りしました。
もちろん頭から首、頚椎カーブ、背中(肩甲骨)を通り、腰・お尻のラインまで測定した結果、
低い高さが出ましたので、首元だけ柔らかい『つぶ綿』を入れました。
これで少しは楽なるといいですが、この方のように横を向いたらシビレるために、
仰向け状態がずっと続くので、どうしても血液がうっ血し、筋肉も硬直するので、
凝ったり、張ったりしやすく、頚椎症も拍車をかけてしまいます。
私もそれから、「頚椎症」についてネットで色々調べて、勉強しました。
もちろん専門医にかかり、温熱治療や牽引治療を受けるのが治療法とも出ていました。
枕では治療はできないのは当たり前ですが、
寝ている時間は長いので、どうしても枕をないがしろにする訳にはいかないのが、
悩んでいる方には枕は切実なものだと思います。
私もオーダー枕を作るたびに、お客様から色々な病状や悩みを教えていただいて、
日々調べて、勉強して、何か睡眠にお役に立てればと思い、
オーダー枕と各種敷布団をご提案しております。