カテゴリー別アーカイブ: 掛布団について

新わた掛布団と敷布団

綿わた布団といえば、中わたを打ちほぐしてカサを戻す、いわゆる『打ち直し』が、

中わたの再生ができるということで一般的です。

その際、側生地も替えるので側生地代も必要ですが、

仕立てをする人件費の部分で、以前に比べ随分値上がりしました。

側生地の質や中わたの種類によりますが、敷布団で税込約¥15,000~¥18,000くらい、

掛布団で税込約¥15,000くらいとすると、

新わたの新品との価格差も縮まってきました。

そこですずきやでは新わたの入った新品も店頭にございます。

やはり新品は何度も打ち直しした布団に比べ、軽くてふっくらカサもありますので、

空気を含みやすく、あたたかな布団になります。

敷布団で¥24,750、掛布団で¥20,350、側生地はコーマ糸を使い、とてもしなやかで軽い仕上がりになっています。

新しい布団に変えるのも一利ありますので、ぜひどうぞ。

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アレルギーの方に合繊肌布団

岐阜市Y様から、ロマンス小杉製の「清潔家族」という合繊肌布団のご注文をいただきました。

Y様は、息子さんと娘さんが小さい頃からアレルギーをお持ちでしたので、20年ほど前からこの「清潔家族」を掛布団・敷布団・肌布団とご愛用いただいています。

ホコリが出にくい合繊繊維、洗濯にも強い、ということでアレルギー体質の方に推奨されています。

この度は抗ウィルス繊維・フルテクトを採用、柄もこれが3代目になり、仕様もその都度ヴァージョンアップされていますが、

今回は、娘さんが帰省される際のお家用として追加されました。息子さんには先月、同じ肌布団を東京へ送らせていただいております。

20年前初代の「清潔家族」もいまだご利用いただいております。途中にも2代目の掛布団も追加いただいておりました。

また、常に清潔を心がけておられますので、家庭洗濯ではなく、ふとん専門の丸洗いにほぼ毎年出されてきました。

実は洗い過ぎますと、側生地の劣化が早くなったり、カサがなくなり中わたがぺしゃんこになりますが、

ちゃんとした製品は、側生地がさすがにいまだ丈夫、中わたはややぺしゃんこになったものの、まだ使える状態である為、今年も丸洗いに出されました。

このようにひとつの商品を気に入ってくださり、末永くご利用いただいているのも、ありがたいお話だと思います。

 

 

 

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『シンサレート』布団のお尋ね

お客様から、新聞広告に「『シンサレート』布団というのが『羽毛布団の2倍あたたかい!』というキャッチフレーズが載っていたのですが、本当ですか?」というお尋ねがありました。

『シンサレート』とは、なんとなく聞いたことはあっても詳しく知りませんでしたが、ただ新聞広告に載っていたという時点で、羽毛布団の2倍あたたかい布団が値段7千円ほどの商品では、「基本的にあり得ないと思います!」と思いました。

『誇大広告』まがい、というのだけは想像できます。

が、一応よく調べてみました。

シンサレート布団 高機能中綿素材とは? 3M™ シンサレート™に迫ります

お布団コンシェルジュというサイトがとても分かりやすかったです。

『シンサレート』とは、3M社が開発した断熱素材で、厚さ1cmほどの断熱不織布シートです。そのものが『わた』などの中素材ではありません。シートを内蔵したポリエステル綿の布団ということになります。

それで果たして羽毛布団より2倍あたたかいのか?

あたたかさを計るには、同じ厚さにするという条件があるそうです。シンサレートはあくまでも1cmほどのシートですから、布団のような厚さにはなりません。羽毛を1cmのシートほどに薄くした場合に、羽毛より約2倍のあたたかさの数値が出たというものです。

ですから、このサイトにも書いてありましたが、あり得ませんがシンサレートはシートですから布団には出来ません。シートを使用したポリエステル綿100%の布団にしかできません。その布団と羽毛布団1kgほどを比較したら、中素材の差で羽毛布団の方があたたかくなる、というのが結論です。

ということで、新聞広告の『シンサレートは羽毛布団の2倍あたたかい』は、誇大広告のようなものです。実際の布団どうしでは2倍あたたかくなることはあり得ません、とお答えさせていただきました。

このシンサレート布団は3千円~7千円くらいの値段です。しかも側生地がポリエステル100%。この値段では羽毛布団よりあたたかい体感ができないのと、全部ポリエステルでは寝心地が悪くなるに違いありません。

いつも言いますが、仮にあたたかいだけがあったとしても、ムレたり、寝心地が良くなかったりしては、快眠には繋がらないということです。

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羽毛300gの違いとは?

先日のブログに、『大手通販会社の高級羽毛布団が1kgしか入っていなくて、それでは合掛布団のような薄い羽毛布団のレベル。中身の羽毛の量を減らして値段を据え置いて安く見せている』と書きました。

すずきやが販売する羽毛布団のように1.3kg入っていないのは、中身の量を減らして、とても温かくお使いいただけるとは言い切れません。

昨日私のブログを読んでくれた美殿町商店街のある店主が『でも300gって、実際どのくらいの量なの?違いがよく分からない』と言われました。

そこで・・・
実際にすずきやには生の300gの羽毛はありませんが、羽毛リフォームの際、通常足し羽毛を300gします。それがちょうどあの300gと同じ量なので、すずきやが羽毛リフォームをやってもらっている所が作ったチラシに300gの羽毛量が載っていました。

この女の子が袋に入れてやっと抱えきれるほどの量があります。(実際に私が持っているとよかったのですが・・・)

これだけの量の羽毛があると無いとでは羽毛布団のカサ高が雲泥の差になってくることが分かると思います。ですから300g減らされた羽毛布団のカサ高は乏しいものになります。

別の300gに例えると、オーソドックスな羽毛布団のマス目は横4マス×縦5マス=20マスが一般的です。通常1.3kg入っているとして、1マス約65gで4~5マス分に相当するとも言えます。4~5マス分羽毛が減らされていたら、これも薄っぺらい羽毛布団になりますね。

このように近年の羽毛布団の仕様は、中身の重量と側生地の質にも充分注意をして、値段の違いを判断しましょう。

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通販の羽毛ふとんにご注意を!

今朝、大手通販会社のチラシが朝刊に入っていたので、改めて見てみました。ジャパ○○○・タ○○ですね。

おそらくほとんどの消費者は『1万円下取り』と『29,980円』しか見ていないでしょうね。それでまだ一度も羽毛ふとんを使ったことが無い消費者なら、写真を見て、『羽毛ふとんを一度使ってみたかったので、いい柄してるし、ジャパ○○○だから安いだろう・・・』とこんな感じのイメージだけでお電話1本で簡単に買おうとしてしまうでしょう。

この商品、シングルサイズで29,980円、内容をよ~く見たら、全然安くはありません。むしろ高いくらいです。

下に見えないような小さな字で書いてあります。消費者はそこまで見ていないし、理解できないと思います。

①羽毛の品質はウソではないにしても、ヨーロッパ産ダックダウン90%このグレードで羽毛重量が1kg。これでは冬に使う羽毛布団としては薄いです。秋や春に使う合掛ふとんレベルです。

羽毛原料が高騰していますので、値段を安く見せようとするネットや通販は、必ず重量を減らしています。ここが一番要注意です!最低でも1.3kgは必要で、この品質で1kgでは、きっと温かく使えません。0.3kg違ったら、売値ベースで1万円近く変わってきます。

②側生地がポリエステル85%、綿15%。これは今や羽毛布団では最低ランクの生地質です。

これが、綿100%の60サテンくらいだったらこの値段でもうなずけるのですが、この生地なら普通位の値段です。この側生地を明記しないネット業者や通販業者も少なくありません、これも要注意です!この生地質の羽毛布団はすずきやには置いていません。

ジャパ○○○もこの羽毛提供のモ○○ンという会社も、妥当な値段で出しているので、正直と言えば正直です。だましている訳ではありません。むしろダメなのは、これを安いと思っている、そして何も実物を見ないで買う、何も知らない消費者の方です。

でも気に入らないのは、1万円下取りすると謳って、あたかも安くしているように喚起しているところは、ちょっと「だまし」入ってますね。まあ運賃かけて捨てる羽毛を送り返させる費用が入っているから仕方ないか。

いずれにしても通販が安いと思ったら大間違いなので、しっかりと実物を触って、説明を聞いて、何なら掛けてみてもいいので、実店舗でお買い物をしましょう。羽毛布団は決して安い買い物ではありませんから。

 

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夏掛の定番・ロマンス・スコーレ新入荷

すずきやの夏物の定番、ロマンス小杉製『スコーレ』が新入荷してきました。表パイル・裏ガーゼで、中にポリエステル綿が0.25kg入った中国製のスタンダードタイプと0.3kg入った日本製のハイクラスタイプの2種類です。

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s-CIMG1261スタンダードタイプは中わたが0.25kgと薄いので、軽いのがいい方にオススメ。

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s-CIMG1239日本製のハイクラスタイプは、裏ガーゼの質がよく、中わたも0.3kgと少しですがスタンダードタイプより多く入っていますので、しっかりしています。

s-CIMG1262ともにカバーを掛けずにそのまま使っていただいて、ご家庭で丸洗いOKです。何度ジャブジャブ洗っていただいてもとても丈夫です。

急に暑くなってきました。合い掛けふとんを通り越して、冬ふとんから一気に夏掛けにされる方も多いと思います。夏掛けにはタオルケットより、少しわたが入って身体に巻きつきにくいロマンス・スコーレがオススメです。

←こちらで購入できます

 

 

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不思議なご縁がありました

この頃また急に寒さが増したので、今日は少し風邪気味で薬を買いに行きました。
この薬屋さんは布団も買っていただいているうちのお客さんで、この頃の羽毛布団の値上がり事情などの話をしていました。ちなみに市販薬はあまり値上がりは無いようですが、漢方が本場中国の生活水準の向上で、国内消費が進んだ為、日本にまわってくる量が減ってしまい値上がりしているとのことです。

実はこれは羽毛布団にも同じようなことが言えます。ついでに羽毛布団の値上がりしている原因を大きく3つ紹介します。
①中国での生活水準が上がり、羽毛布団の需要が増えた為、中国での買い占めが起こり、日本にまわってくる量が減ったことで、値段が上がっている。
②羽毛の本場ヨーロッパでは、このところの健康ブームで、コレステロールの高いフォアグラなどを食べなくなって、がちょう(グース)の消費が落ちているそうです。羽毛は食用の副産物で、ガチョウが減っては収穫量が激減し価格高騰につながっています。今ヨーロッパではヘルシーなチキンの方が人気があるそうです。
一方ダック(あひる)の羽根は、ダウンジャケットなどの衣料分野に奪われて、量をたくさん使う羽毛布団にはなかなかまわってこないようで、これも値上がりの要因です。
③アベノミクスの影響で、急激な円安が進み、輸入である羽毛の相場が高騰したことです。

こんな話をしていたところに、一人の老紳士が入ってみえて、その羽毛布団の話に加わってきました。
「今、上等な羽毛布団はいくらするのかね?」という質問に、「今も昔も、高級な羽毛布団は10万円以上はしますよ」お答えしました。
するとちょうど今、羽毛布団がどうもくたびれてきたので買い換えようと思っていたところで、という偶然の状況に遭遇しまして、
何とその薬局さんでのご縁で、すずきやを信用していただいて、その10万円以上する羽毛布団が即お届けになりました。
もちろん先日ブログに書いた『あったか掛カバー』も付けていただいて、羽毛布団と一体になって温かくお休みいただけることと思います。


しかもまだご縁がありまして、お届けに行った際、何と私の中学校時代の数学の先生だったことが分かり、不思議なご縁を痛切に感じました。
地元で商売をさせていただくと、何かとご縁があることはよくありますが、この度は本当に偶然に、しかも良いお話をいただけたことは、感激です。

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羽毛リフォーム 新キルト

現在、世界的な羽毛原料不足と急速な円安に伴い、羽毛原料価格が高騰しています。

そのため羽毛布団の価格が既に上がっていて、この秋口の新商品では軒並み値上がりをしています。

羽毛リフォームでも、足し羽毛として羽毛原料が必要でして、その影響を受けています。

すずきやが出している羽毛リフォーム工場は、春頃にこの夏場のリフォームを見越して、値上がり前の価格で羽毛原料を確保していましたので、この8月までに限りお値段そのままの19950円より承っています。

今後足し羽毛の品質の良いものほど、値段の上がり幅が大きくなっていくものと思われます。

詳しくは←←←こちらの羽毛リフォームをご覧下さい。

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岐阜市のO様から承った羽毛リフォームが出来てきました。今回、普通のリフォームと違う点は、リフォーム前の羽毛布団のえり元の羽毛が移動してしまって首が寒かったので、えり元を独立してキルトする仕立て方はないかとのご要望でした。

すずきやのリフォームはそのご要望に応えられるキルトがあります。リフォームは新品を買うより安くしたいという方が多いので、実際このキルトのご要望は初めてでした。

s-img015写真ではキルト部分が写りませんので、図があります。上層部は4×5マスのキルトで、下層部がえり元を独立させてキルトし、さらに真ん中に寝ますので両サイドを身体に沿ったようなキルトに仕上げています。

えり元は移動せず、しかも身体に沿って、さらに二層の空気層でカサ高を出して保温力をアップさせるので、すぐれものキルトです。

ツインフィットキルトとありますが、「二層ボディフィットキルト」と呼んでいます。通常はマチだけの立体キルトか、普通の二層キルト(+7,350円)になります。マスの中で完全に羽毛の移動を防ぐ「完全立体キルト」(+10,000円)もありますが、このキルトはまだ載せていませんでした。

今回は生地も足し羽毛も良質な「こだわりコース」にしていただき、さらに二層ボディフィットキルトをオプションで追加されましたので、¥41、790+¥10、500=¥52、290のリフォームとしてはかなり高級なものとなりました。

元の羽毛布団が10万円ほどした高級だったということもありましたが、カサ高も復活し、ご希望にも沿えて、とてもご満足いただけました。この秋から温かくお使いいただけるものと思います。ありがとうございました。

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暑い夏の肌布団 VOL3

今年のロマンス小杉の夏商品はアイテムが豊富です。
昨日に引き続き、麻混裏地の肌布団の柄違いです。

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いいピンクの色をしています。

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ブルーも涼しげです。

麻は夏の素材としては最適です。
汗などの吸収性と熱の放熱性に大変優れていて、
さらに独特のシャリ感がベタ付かせず、
サラッとして気持ちいい素材なんです。

麻100%が理想ですが、
お値段が飛躍的に上がってしまいますので、
麻と綿の混紡で、作り上げています。

ロマンス小杉製 麻混肌布団は「ぎふ楽市楽座」でお買い求めできます。cimg0029

涼しげなカラーのパープルとグリーン色。

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スコーレと肌側の素材が違います。
スコーレは綿ガーゼに対し、麻混のシャリ感のある生地を採用し、
さらにグレードアップしております。
それだけで随分お値段も変わってきてしまいますが、
掛けた時の肌触りはロマンス・スコーレと同様に、気持ちいいモノです。

いずれもタオルケットよりオススメです。
「ぎふ楽市楽座」でお買い求めできます。

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