カテゴリー別アーカイブ: 布団のお手入れ

涼しくなって冬布団の準備

朝晩が少し涼しくなってきて、皆さん少しずつ冬布団の準備にとりかかっていらっしゃいます。特に羽毛のリフォームがここに来て多くなってきました。暑い夏はやはり布団は触る気がせず、使う直前になって少しずつ動き出されたようです。

リフォーム② (1)15年ほど前にすずきやで買われた220×220cmの羽毛布団です。普通は丈が220cmですと別注扱いになりますが、この頃、ロマンス小杉社(当時は小杉商事)が結構生産していて、すずきやのお客様にも結構買っていただいていたようです。絵羽柄でステキな羽毛ですが、

リフォーム②ちょっと写真では分かりにくいですが、えり元のマスにはほとんど羽毛が無くなっていて、横に移動してしまっています。つまりぺしゃんこです。
当時は丸洗いのお話もしていませんから、一度も洗ったこともなく、干さなくてもいいと言っていたでしょうから風も通されていません。ふとん屋の反省すべきところです。

リフォームされることになりましたが、同じサイズが気に入っているとのことで、もう一度220×220cmの同じサイズにリフォームすることになりました。すずきやのリフォームはどんなサイズでも可能です。もちろん掛カバーも別注でお作りいたします。

立て続けに3件のリフォームも承り、冬布団の準備も着々と進んでいます。今ならちょうど良い時期にリフォームが仕上がってきます。

カテゴリー: “寝ムリエ”のつぶやき, 布団のお手入れ | コメントをどうぞ

羽毛のリフォーム、丸洗い

s-CIMG0842「おふとんお手入れ相談会」のチラシをお客様にDMとして入れさせていただきました。
郵送と手配りをしています。特に羽毛布団の丸洗いは、布団を洗う習慣が無かった為、直接お声掛けしてご案内しています。そして、先日もありましたが、処分しようとしていた羽毛布団を再生させる「リフォーム」もまだまだ馴染みがない為、併せてご案内しています。

s-CIMG0860その甲斐あってか、怒涛のごとく丸洗いやリフォームを承っています。
丸洗いは3年に1回くらいは洗っていただきたいです。冬にかいた汗が染み込んでいますし、水洗いすることでダニの糞や死骸は洗い流されますので、とても衛生的です。

リフォームも今は新品羽毛が値段の高騰でリフォームと買うお値段が同じくらいではなくなってきました。それだけに直す価値のある羽毛布団であれば、今はリフォームの選択もアリだと思います。一部の安価な羽毛布団ではあまりリフォームをするまでもありません。

綿布団の打直しも少しずつではありますが、出てきています。最近はお寺様座布団や夏座布団の打直しも目立ちます。

ぜひお布団のお手入れはすずきやにご相談ください。

カテゴリー: “寝ムリエ”のつぶやき, 布団のお手入れ | コメントをどうぞ

敷布団のカビ処理&丸洗い

敷布団カビ処理前丸洗いといえば、このように敷布団をカビさせてしまったご相談も最近は多いです。先月折込したチラシで岐阜市・I様からお電話がありました。お隣の美濃市から新築引越されてきた方で、カビの相談はもちろん、馴染みのふとん屋さんがないので、丸洗いのご要望でした。
そういえばこの地区で長く続けられていたおふとん屋さんが昨年、後継者も無く廃業されたので、近くで相談できるふとん屋さんがないのでしょう。すずきやにご縁をいただきました。

これはそのお宅の息子さんの敷布団でした。学生一人暮らしのアパートでフローリングに直接敷いていて、全く布団の上げ下ろしをしていなかった為、わずか3ヶ月程度でこのようにカビでしまったそうです。
この場合は丸洗いだけではカビが取れるはずもないのは明らかですので、特別にカビ処理をしていただくようお願いしました。

敷布団カビ処理後かなりしつこいカビだったようで、結果3度カビの取り除きにトライしてもらったそうですが、これ以上やると生地を痛めることになるとのことで、ここまでが精一杯だったようです。まっさらに落ちずちょっと残念でしたが、ご安心を。

生地の表面上は汚れ(シミ)は落ちていませんが、特別のカビ処理、そして水洗い、熱風乾燥をしていますから、カビ菌は完全に死滅していますので、衛生的には完全になっているとのことです。これこそ水での丸洗いをする意味があるのです。

これからはマメな布団の上げ下ろしはもちろん、フローリングに直接敷かず、『除湿シート』をオススメしました。これがあれば幾分いいかと思いますが、学生さんですのでマメに上げ下ろしはなかなか難しいかな・・・と思います。除湿シートもしょっちゅう干して乾燥させてくださいね。

s-CIMG0370←除湿シートはこちらでお求めできます

カテゴリー: “寝ムリエ”のつぶやき, 布団のお手入れ | コメントをどうぞ

暑くなってふとんを片付ける前に・・・

昨日、今日と日中は真夏日でした。この時期30度超えはまだキツいです。昨日の晩も暑くて、鈴木家もいよいよ冬布団を片付けようとしましたが、そういえば布団の丸洗いを今、お客様にオススメしていますので、家族分全部丸洗いに今日出しました。丸洗いをするタイミングはこの片付ける時が一番です。

店頭では羽毛布団の丸洗いがお値段もキャンペーンでお値打ちに!

シングルサイズ 通常4,860円を3,980円。
ダブルサイズ 通常5,400円を4,980円。

昨日今日の暑さで、お布団を薄い布団に変える為に、冬布団を片付けようという方も多いと思いますが、片付ける前にお布団の丸洗いをオススメします。昔から布団は洗うものだと認識されている方が少ないと思いますし、ふとん屋さんもほとんどオススメしていませんでした。実は冬でも布団の中では汗をかいていますので、布団はかなり汚れています。全く洗わない布団はダニの温床にもなります。布団は洗えば、中身の羽毛やワタの汚れが取れて、なおかつ熱風乾燥によって復元しますので、いい状態になって次使えます。

カテゴリー: “寝ムリエ”のつぶやき, 布団のお手入れ | コメントをどうぞ

捨てる羽毛布団をリフォームへ

s-CIMG0842今日もお布団のお手入れフェアのチラシを持ってお客様のところへおじゃましました。こんなことはめったにないですが、羽毛布団がくたびれてきて、そろそろ買い替えようかなあと思っていらっしゃたところへおじゃましたようです。本当にこんないいタイミングはめったにありません。しかもこんな暑い日に・・・。このお客様は夏でも夜の間ずっとクーラーをかけて羽毛布団を掛けているそうで、1年中羽毛布団をお使いのようです。

買い替えをしてくださったので、今使っている羽毛布団は多少くたびれていました。当然「もう捨てますので引き取ってください」との事でした。「そうですね」と答えたものの、「ところで1年中羽毛布団を使うということは、特に夏の汗をかく時期でも使うのですから、相当羽毛布団は汚れますよ」、そして「今度の新しい羽毛は最低でも3年に1回は丸洗いをオススメします」と伝えました。

「1年中使うのに、洗濯に出している間はどうすればいいの?余分な羽毛布団は無いし・・・」との質問。そこで、先ほど捨てようとしていた羽毛布団がありました。多少くたびれてはいたものの、大阪西川製ハンドピック95%の羽毛布団でしたので、これをリフォームすれば充分予備の羽毛布団になり得る高品質の羽毛布団でした。
今となっては、ハンドピック(手選別)グースの羽毛布団など、値段が異常に高騰していますし、ハンドピックもグースも、なかなか容易に買えないものとなってしまいました。それだけにリフォームに価値が出ます。

予備の羽毛布団は、息子さんが東京から帰ってきた時の客用にもなりますし、やはりリフォームする価値があります。もちろんこのお客様は羽毛リフォームのことはご存知ありませんでした。まだまだ認知度の低い羽毛布団のお直しですから、買わずとも直せば新品同様に復元し、価値も出るものです。もっと宣伝する必要がありますね。

すずきやの羽毛リフォームについてはこちら
「すずきやのリフォームはここが違う!」がポイントです!

カテゴリー: “寝ムリエ”のつぶやき, 布団のお手入れ | コメントをどうぞ

おふとんのお手入れご案内

s-CIMG0842本日も『おふとんお手入れ相談会』のチラシを持ってお客様のところを回ってきました。

元々、ふとん屋さんはこのお布団を丸洗いすること、お手入れすることを軽視していた為、今まであまりご紹介してきませんでした。例えば綿布団の打直しは、ぺしゃんこになった綿わたをほぐして復元させることはしますが、決して洗う訳ではありませんので、衛生的には何もきれいになっていません。ダニや人の汗や皮膚などはそのままになったまま、打直しされているだけなのです。
ですので、すずきやでは綿布団の打直しは、丸洗いをした後、打直しをすることをオススメしています。せいぜい4000円くらい追加するだけですから、10年以上の汚れが一気にキレイになると思えば、安いものだと思います。

また、羽毛布団にしても綿布団にしても、水で丸洗いする技術が優れています。ここに職人の匠の技が使われています。すずきやの丸洗いは素材の特徴を把握したベテラン職人が手洗いで1枚1枚丁寧に洗います。

m-p9011411 m-p9011425布団を丸洗いする職人工房の写真です。この写真を見るといつも思うんですが、手洗いしている職人の右下に見えている正絹座布団を水で手洗いで、ジャブジャブ洗っているんです。普通、絹100%の生地はシミになったり縮んだりする心配があるので、なかなか水洗いできないのですが、素材の特徴を熟知した職人の技だからこそできるんですね。丁寧な手洗いなら大丈夫との事ですが、普通の人ではできない技術です。

もう一つは、下の写真の乾燥技術が優れているところです。一気に熱風乾燥させると、絹や羽毛布団などは縮んだりしてしまうので、ゆっくり乾燥させたり、時には天日干しも間に入れながら乾燥させる工程は、時間がかかっても素材や商品を傷めない為に手間をかけます。

カビを落とす技術も最近はお客様に大変評判がいいです。

今なら羽毛布団を期間限定で大変お値打ちにしております。

シングルサイズ 通常4,860円を3,980円。
ダブルサイズ 通常5,400円を4,980円。

カテゴリー: “寝ムリエ”のつぶやき, 布団のお手入れ | コメントをどうぞ

暖かくなってきたので・・・

今日あたりから気温も暖かくなってきたので、布団の打直しや、羽毛のリフォーム、冬物の丸洗いなどを出される方が出てきました。

特に単価の張る羽毛リフォームは、3月いっぱいの消費税5%の時は、精算して頂ければ5%でお受けしましたので、駆け込みもありましたが、現在の価格は消費税8%となり価格改訂しました。
また度重なる羽毛原価の高騰で、足し羽毛の価格が上がっている為、2013年当初よりそれぞれ1万円ほど価格が上がっています。

reform

reform2

手軽コース 生地:40ツイル 足し羽毛:ホワイトダック85%

サイズ

SL→SL

DL→DL

DL→SL2枚

SL→肌布団

価 格

24,840円

32,184円

51,840円

19,440円

足し羽毛

300g

400g

600g×2

足し羽毛無し

標準コース 生地:60サテン 足し羽毛:ホワイトダック90%

サイズ

SL→SL

DL→DL

DL→SL2枚

SL→肌布団

価 格

42,984円

58,104円

92,880円

30,240円

足し羽毛

300g

400g

600g×2

足し羽毛無し

こだわりコース 生地:80サテン 足し羽毛:ウクライナホワイトグース93%

サイズ

SL→SL

DL→DL

DL→SL2枚

SL→肌布団

価 格

51,840円

70,200円

116,640円

32,400円

足し羽毛

300g

400g

600g×2

足し羽毛無し

スペシャルコース 生地:100単糸 足し羽毛:ポーランドマザーグース93%

サイズ

SL→SL

DL→DL

DL→SL2枚

SL→肌布団

価 格

62,640円

84,240円

162,000円

38,880円

足し羽毛

300g

400g

600g×2

足し羽毛無し

※ 上記はすべて立体キルト加工

※ キルト加工(オプション)

・ 二層式(ツインキルト)シングル7,560円、ダブル10,584円

・ 完全立体(パーフェクトキルト)シングル10,800円、ダブル15,120円

・ デュエット(ホック加工)シングル7,560円、ダブル10,584円

カテゴリー: “寝ムリエ”のつぶやき, 布団のお手入れ | コメントをどうぞ

引越しシーズンに『ふとん袋』

3月といえば、引越しシーズンです。そんな引越しに意外と必要なのが、『ふとん袋』です。
今日もお電話で「ふとん袋が日曜日に必要なのですぐ欲しい」と問い合わせがありました。また「ホームセンターでもネットでも不織布のふとん袋はあっても、丈夫そうなものはなかなか見つかりません」との事でした。

そこですずきやが出している「赤玉ふとん袋 布製しっかり丈夫型」を見つけていただきました。

s-CIMG0500ふとん袋ハーモニー表示(ネット)

 

 

 

 

写真では分かりにくいですが、綿100%の布製です。昔からあるジーパン生地のようなエンジ色のものも今も販売しているようですが、あれは重くて扱いにくいです。今はこのタイプが比較的軽くて丈夫です。
当然、100均やホームセンターの安い不織布タイプは、言うでもなくすぐ破れてしまいます。

やはりこの時期、増税前も重なって、メーカー品の『赤玉ふとん袋 布製しっかり丈夫型』の引き合いが多くあります。

カテゴリー: “寝ムリエ”のつぶやき, 布団のお手入れ | コメントをどうぞ

赤玉ふとん袋の問い合わせ

先日、ネットショップ『ぎふ楽市楽座』へすずきやが掲載している『ふとん袋』の問い合わせがありました。

s-CIMG0500

それは在庫数量の問い合わせだったのですが、ふとん屋をやっていましてもお客様からでも、そんなに問い合わせの多い商品では実はないんです。むしろ今まではそんなに必要性があるのか?と軽視していました。
思い起こせば、しょっちゅうではないものの、ネットショップでもたまに注文があります。店頭ではあまり売れませんが、それでもたまにお求めにもなります。

意外に需要はあるのかも?と思いますが、さすがにホームセンターなどで超安価で売っている『不織布』タイプには引き合いはありません。このところ店頭でも値段ありきでは、もう専門店では求められなくなってきました。
引き合いがあるのは、すぐ破れそうな『不織布』タイプではなく、『丈夫』なタイプで、しかも超ニッチなメーカー、フトン袋の老舗『赤玉ふとん袋』を探されるのかなあと思いました。
ちょくちょく引き合いがあるということで、これからはちょっとふとん袋にも目を向けていこうかと思います。

index赤玉フトン袋の会社『赤玉産業』の大阪支店はこんなフトン袋の形をした会社だそうです。ビルの中に異彩を放っています。おもしろい・・・

51bN1BPpFuL._SL500_AA300_昔はこの『ジーンズ』のような厚地の生地が『赤玉ふとん袋』の定番でした。引越でよく見ましたね。すずきやでは問屋さんにこの商品の取り扱いが無いので取扱いしていませんが、今でもこの商品はあるようです。値段も割りと安めなのかな・・・

その厚地タイプより軽くて、丈夫さは変わらず、綿100%で作られたこちらのふとん袋『赤玉フトン袋 ハーモニー』です。


s-CIMG0500ふとん袋ハーモニー表示(ネット)

 

 

 

 

新品のふとんで実際は2枚くらい、使ってあるふとんで表示通りの3~4枚入ります。バンドも付いていて持ち上げるのも便利です。綿100%丈夫で破れることはそうありません。日光も当たらない押入れにずっとしまっておく方は不織布でもいいかもしれませんが、引越など持ち運びが多かったり、陽のあたる場所に置くこともある方は劣化しにくいこちらがオススメです!

赤玉ふとん袋はこちらでお求めできます!

カテゴリー: “寝ムリエ”のつぶやき, 布団のお手入れ | コメントをどうぞ

羽毛リフォームと丸洗い増加中

s-CIMG0518暑い日が続きます。これだけ暑くなってくると、今まで使っていた冬用の羽毛布団をしまう時期になってきます。その際に、ちょっと使っていたおふとんの「くたびれ」具合を見てみて下さい。「えり元がなんか少なくなってきたな?」「真ん中の羽毛が端に寄ってしまったかな?」「えり元が随分汚くて、そういえば買って以来一度も洗ったことないな?」などなど。

DMでお知らせさせていただいたこともあり、このところ羽毛リフォームや丸洗いがどんどん出てきています。すずきやで買っていただいた20年以上経ったものは、当時高かったかもしれませんが、ダウン率が70%や80%のものが多かったのであまりリフォームしても元に戻らないことが多いです。状態にもよりますが、割りと買い替えをオススメします。
10年~15年ほどのものは、当時いいものを買っていただいた方ならリフォームで充分対応できます。お値頃のものなら、リフォームか買い替えか分かれるところだと思います。
7年未満のものは一度は丸洗いをオススメします。今まで「お布団は洗うものではない」くらいの意識しかなかったと思いますが、布団だって洋服と同じで、たまには洗ってあげないと汚れが中身や側生地に付着していますので、衛生的ではないし物持ちも悪くなります。特に羽毛布団の丸洗いが最近増えてきました。

今日も一件お問い合わせがありました。「子供がおねしょをして、テンピュール敷や除湿シートに浸透してしまったけど、洗えますか?」というものでした。答えは「洗えます!」です。すずきやはお布団を専門的に水洗いする工場と提携していて、お布団ならほとんど洗えないものはありません。素材を熟知した職人がすべて手洗いで対応しますので、縮ませたりシミ付けたりしてクレームになったことはほとんどありません。
ちなみにテンピュール敷6cm以上シングルは6,300円、除湿シートはシングル1,575円でした。

すずきやの丸洗いはこちらでご覧になれます。

カテゴリー: “寝ムリエ”のつぶやき, 布団のお手入れ | コメントをどうぞ