本日、三重県鈴鹿市にある布団の丸洗い工場を見学に行ってきました。
この度は、布団の丸洗い工場も岐阜近郊都市には数々ありますが、
完全手洗いで丁寧に水丸洗いする現場や、
他社ではなかなか洗えない真綿布団や温熱&電位の電気を使う敷き布団を
しっかり洗えるという実体を伺いに訪れました。
いきなり驚くべき光景が目に入りました。
前処理工程の中で、しかもこの工程が完全手洗いの真髄、
写っていらっしゃる方が工場長で、繊維を知り尽くした超ベテランさんとの事です。
驚きの光景とは、下処理しているのは、思いっ切り水をかけていますが、
正絹(シルク100%)の座布団だったんです。
普通正絹の座布団なんて、多少汚れていても、洗えなくてそのまま使っていただくよう、
今まではお伝えしていたと思いますが、ガンガン洗ってみえました。
シミが付いてしまいそうで、見ているこちらがドキドキするくらいでした。
だって正絹座布団なんて、10枚で10万円以上する高額品なんです。
それが水シミでもついたらと思うと、心配になりましたが、
全然お構いなし、きれいになってシミも落としますよ、と工場長。
丸洗いのプロ中のプロだそうです。相当の自信でした。
その裏づけには、昔は布団の製造にも関わっていらっしゃって、
繊維の性質、状態、特徴を熟知していて、
そして丸洗いの技術が卓越しているからだそうです。
それがまず驚きの始めでした。