先日のブログに、『大手通販会社の高級羽毛布団が1kgしか入っていなくて、それでは合掛布団のような薄い羽毛布団のレベル。中身の羽毛の量を減らして値段を据え置いて安く見せている』と書きました。
すずきやが販売する羽毛布団のように1.3kg入っていないのは、中身の量を減らして、とても温かくお使いいただけるとは言い切れません。
昨日私のブログを読んでくれた美殿町商店街のある店主が『でも300gって、実際どのくらいの量なの?違いがよく分からない』と言われました。
そこで・・・
実際にすずきやには生の300gの羽毛はありませんが、羽毛リフォームの際、通常足し羽毛を300gします。それがちょうどあの300gと同じ量なので、すずきやが羽毛リフォームをやってもらっている所が作ったチラシに300gの羽毛量が載っていました。
この女の子が袋に入れてやっと抱えきれるほどの量があります。(実際に私が持っているとよかったのですが・・・)
これだけの量の羽毛があると無いとでは羽毛布団のカサ高が雲泥の差になってくることが分かると思います。ですから300g減らされた羽毛布団のカサ高は乏しいものになります。
別の300gに例えると、オーソドックスな羽毛布団のマス目は横4マス×縦5マス=20マスが一般的です。通常1.3kg入っているとして、1マス約65gで4~5マス分に相当するとも言えます。4~5マス分羽毛が減らされていたら、これも薄っぺらい羽毛布団になりますね。
このように近年の羽毛布団の仕様は、中身の重量と側生地の質にも充分注意をして、値段の違いを判断しましょう。