先日マニフレックス・モデル２４６の両端が膨らみきらないまま、型がついてしまった修正法をメーカーに直接教えてもらいました。
写真では分かりにくいですが、確かに中のエリオセルが側地の角まで行っていなくて、側地に詰まってしまって膨らみきれない状態になっていました。この側地がズレてしまっているのが原因だと思われますので、側地を中央から引っ張って引っ張って、端まで持ってきて角まで入るように修正しました。少し力がいる作業でしたが、割りと簡単にできました。あとは膨らむのを待つだけです。
それでも少し膨らみの悪い時は、スチームアイロンでその部分だけ強制的に蒸気を当てて、型を戻すこともあるようです。これも実際にメッシュウィングを側地から出して、シワが寄っているエリオセルの部分で見せてもらいましたが、確かに一瞬で型がピッと戻りました。モデル２４６の場合、中身を取り出せませんので、側地の上からタオルを当てて蒸気を当てると多少角が元に戻りました。側地の上からですから、直にやるよりは少し戻りにくいと思われます。これも言葉ではわかりにくく、実際にやってみないと分かりませんので、最寄りのマニフレックス取扱店に聞いてみるのがいいでしょう。
ひとまず型はある程度戻りましたので、あとはカビが取り除ければ、このお客様の不満も随分解消されるかと思いますので、この後に丸洗いをしたいと思います。また、今までお買い上げいただいた多くのお客様にも、今回のことが今無いかを少しずつお尋ねしていこうと思っています。
