今日、お客様のところでこんな話を聞きました。「電話がかかってきて、頼んでもいない健康食品を、あなたのために作りましたので、代金引換で送るので運送屋さんに支払ってください」と電話があったそうです。こんなベタな勧誘の電話に引っかからないわなあ、と思いますが、この手口が今頻繁に起こっているそうです。別に支払わなければ済みますが、運送屋の立場上もらわないと・・・なんてことで支払ったりする人がいそうですが。それが嫌なら現金書留の封筒を入れるまで言うそうです。この手口は今月の「広報ぎふ」の3ページ目にもちゃんと載っていました。
こんな電話は誰にでも同じことを言って、引っ掛かったら儲けものでやっているのでしょうから、電話帳で無作為に掛けているもんだと思いきや、今の時代だからどこかで個人情報が漏れている線が強いですが、それ以外にこのお客様に思い当たるフシがあったので、それにはなるほど・・・と思ってしまいました。
それは、半年くらい前に、これは電話帳無作為だと思いますが、いわゆる健康にいいお水をサンプルで2リットル無料で2本差し上げるので、という電話で住所・名前・電話番号を伝えてしまったそうです。当然この時に個人情報をゲットされたのではないかと思います。もちろんタダに欲が目がくらんで、もらったこの方自身の責任にほかなりません。このお水はタダでもらうだけもらって、この後注文はしなかったそうですが、(そんなのよく口にいれるなと思いましたが)この手の業者は一旦手にした個人情報を後々巧みに利用して、裏で悪徳商法をする、「二段戦法」でやっているなら、なかなか巧みな手法だと思いました。しかも忘れた頃の半年後なら。
電話番号を言ったらしいので調べてみると広島県福山市の市外局番でした。お水の電話は九州らしいですが、繋がりはあるのかどうかは定かではありませんが、とにかく知らない業者やお店からモノは買わないことです。布団に浄水器、床下換気に雨といの修理、瓦の吹き替えにシロアリ退治と、悪徳商法は尽きませんので、私たちのようなちゃんとしたお店が一人暮らしのお年寄りのお宅に配達した時などにいろいろお話して、未然に防げるものは防ぎたいものです。
最近でも近くでいまだにはびこっている「催眠商法」の会場(訳のわからない名前の業者から、あの優良企業を装っているエク○○ヒュー○○まで)がオープンしていますが、1日3回の講義終了後にはお年寄りが一斉にタダでもらった粗品を手に、嬉しそうに帰っていく姿をみかけます。その跡には5台くらいまだ自転車が残っていますので、この人たちが奥で暴利の羽毛布団や健康食品の説明を聞いているのかと思うと、なんかせつなくなります。今は決して強引な売り方はしなくて、会場を盛り上げて気分良くその人に買わせて、あくまでもその人の自己責任という名目でやっているので、騙されたという意識は全くないそうです。そのモノの市場相場や価値以上の値段で、それも3倍や5倍の値段で買わせているので悪どいんです。タダより高いものは無いので、ご注意を!そして布団こそ中身が見えないので、どうせ買うなら、ちゃんと信用のあるお店でしっかり話を聞いて買ってください。インターネット販売も場合によっては怪しい場合もあります。