近江ちぢみを織っていた会社が辞めることになり、今年限りで近江ちぢみの商品が実質的に無くなりそうになっています。しわしわになったあのシャリ感のある『ちぢみ』、特に麻100%の本麻ちぢみといえば『近江ちぢみ』でしたが、今年もあとわずかの数量となりました。今となっては大変貴重品となっています。
この柄もあとわずがの数量です・・・
この柄もブルーとベージュの2色ありますが、各色2枚ずつとなりました。
※こちらの近江ちぢみ・お寺様法要座布団は、すずきや実店舗でも併売しております。店頭で売れてしまった場合は、もう生産されておりませんので品切れとなりますので、ご了承ください。
滋賀県の近江ちぢみが無くなっても、『ちぢみ」がこの世から無くなる訳ではありません。埼玉県の『秩父ちぢみ』も有名な産地のひとつです。
秩父ちぢみは独自の技術で施された強いシワとやや硬めの風合いが特徴です。冬の寒風にさらして乾燥させる「寒中さらし」によって、通気性と清涼感を一層高めています。
こちらの秩父ちぢみは、まだ廃業の話は来ておりませんが、何せこのような上質品の価値が分かる世代から何でもいいという若い世 代に変わってきていることもあり、需要が減ってきていますのでいつまで続くは分かりません。このような日本らしい季節感を味わう風習が続いていくことを祈 ります。
秩父ちぢみの夏の肌布団です。サイズは135cm×183cmと昔の夏布団サイズです。いい意味で足が出るくらいですから、掛けていても暑く感じません。
テレビで見ましたが、寝るときのクーラーは切りタイマーをかけて寝ると切れてから熱中症を起こすことがあるそうおで、切りタイマーより弱く朝までかけていた方が良い、とのことです。
秩父ちぢみも独特のシャリ感があります。
クーラーかけっぱなしなら、このくらいの肌布団を掛けていても良いと思います。掛カバーは今や特殊サイズとなりますので、なかなか売っていませんから併せてお求めになることをオススメします。